2017年10月19日(木) 10:50 JST

住宅診断のおすすめ

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住宅診断のおすすめ
「中古住宅流通の活性化」といっても課題はたくさんあります。


買い主の中古住宅に対する漠然とした不安を解消することも とても重要です。

売りに出ている中古住宅はやはり、外観がきれいなものが売れやすい傾向 にあります。

逆に、⼤きなひび割れがあったりするとそれだけで、とたんに売れなくなります。

しかし、例えば⼤きなひび割れがある場合でも、実質的には⼤きな問題のないケースも あり、中古住宅の劣化具合の症状は、

程度も部位もまさに千差万別です。

⼀般的に購⼊者 には、こうした判断ができにくいため、それを補うべくホームインスペクター(住宅診断 ⼠)など 第三者の専門家が

必要となります。

売り出し開始以来ずっと売れ残っていた、築31年の中古住宅。屋根の ⼀部が壊れており、⼀時的な応急処置を施したままになっていた。

外壁のひび 割れの数も多く、これまで⼀度もメンテナンスをしていなかったであろうことが容易に推 測できる。

こうした外観では、希望者が⾒学に来たとしてもなかなか売りにくかった。

ただ し建物全体の精度には問題がない。⾬漏りや⽔漏れなど⽔にまつわる問題も気になった が、そうした懸念はなさそうでした。

気になるのは基礎コンクリートの中⾝。31年前当時といえば、鉄筋の⼊っていない基 礎、いわゆる「無筋コンクリート」で建てられた

家も多かった。

コンクリートを壊して確 認するわけにはいかないので、鉄筋探査機を使って内部の状態を把握。

住宅診断は、無料がいいとは限らない。

各種の補修費⽤の目安、その他ご依頼者が要望するリ フォーム費⽤概算などをお聞きし、後⽇報告書にまとめ提 出。ほどなく依頼者から

連絡があり、この中古住宅をご購入頂きました。

売り主からの開⽰された情報について、買い主がそれをき ちんと精査できるという ホームインスペクターが重要です。

「不産会社が⾃ら⾏うホームインスペクション」の場合、建物に何か課題が⾒つかっ たとき、その事実を報告しないなど、

その内容がお⼿盛りになるケースが報告されているが、こうした問題はかつて⽶国でも起こり、州によっては不産業者が

インスペクターを 紹介することを禁じています。

不産会社がホームインスペクションを⾏い、その後にリフォームを強く勧めるといっ た営業⼿法も横⾏しています。

無料で⾏うホームインスペクションの場合、その後に耐震補 強⼯事を勧められるといったケースも報告されているので注意しましょう。

松本住まいの情報センターでは、信頼できるインスペクターをご紹介させて頂いております。

また中古住宅には「瑕疵(かし)保険」といった制度が設けられていますが、保険という のはあくまで万⼀のための備えにすぎず、

保険がついているから建物が⻑持ちするわけで はないことに留意頂きたい。